〒351-0114 埼玉県和光市本町15-51和光ビル2F
和光市駅南口から徒歩5分

受付時間
15:00~21:30
 定休日  
日曜・月曜

お気軽にお問合せ・ご相談ください

0120-37-4959
048-424-2595

福盛のすゝめ20267月号より抜粋

 

多くの状況において、何でも他責にしすぎてしまうと自分の成長が止まってしまいます。状況にもよりますが、他責にすれば「今の自分は変えずに、不平不満を言っていればよい状態」になれます。実はこれは、とても楽な思考なのです。

 

成長とは「変化すること」です。今の自分を変えずに誰かのせい、社会のせいにしているだけでは成長もなく、現状も何も変わりません。変えられない環境に苛立ち、諦める理由にしてしまうのは非常にもったいないことです。大切なのは、自分自身の人生の主導権を握り返すために、「自分でコントロールでき、変えていけるところ」を探して努力することなのだと思います。

 

この考え方は、受験生に数学を教えているときにもよく話します。数学の問題を解いていると、すでに決まった数である「定数」が出てきます。数学の問題において、定数を勝手に変えることはできません。私たちが注目し、動かすべきなのは、変えられる数である「変数」です。

 

これは数学だけの話ではなく、人生における問題解決にも全く同じことが言えます。問題にぶつかったとき、すでに変えられない「定数」を変えようとしても上手くはいきません。自分自身でコントロールでき、変えていける「変数」を見つけて対応していくべきなのです。

 

たとえば、国語や英語の長文問題について、生徒さんから「文章量が多すぎて時間が足りない」と相談されることがあります。「じっくり熟読して深く考えた内容を見てほしいのに」という気持ちはとてもよく分かります。しかし、現在の入試制度やテストという枠組みの中では、「短い時間で多くの情報を精査し、的確に要約・処理する能力」が求められているのが現実です。熟読の良さを評価してほしいと思っても、現状の制度という「定数」を受験生が今すぐ変えることはできません。

 

だから私は生徒さんにこう話すことがあります。「今の入試制度はすぐには変えられない定数だから、まずはそのルールの中で勝つために情報処理や要約の力という『自分の変数』を磨こう。そして、もし今の教育方法や制度そのものに納得がいかないのなら、将来君が省庁に入ったり教育の場に立ったりして、制度そのものを変える側(未来の巨大な変数)になればいい」

文句を言って終わるのではなく、今のルールでどう挑むか、そして将来どう仕組みを変える側になるか。これも「変数を動かす」ひとつの考え方です。

 

数学を教えていても、変えられない定数にばかり注目してしまう生徒さんや、「自分には集中力がない(定数だ)」と決めつけて、実は環境ややり方次第で変えられる「変数」であることに気づけない生徒さんが多くいます。何もないところから見つけ出す(01にする)ことは、とても難しい作業です。だからこそ、多くの問題を解き、考え方の引き出しを増やしていく必要があります。

そして、定数と変数を見極める目を養うために、受験教科にとどまらず、多岐にわたる学問や芸術などに触れていくことが不可欠なのだと思います。

 

生徒のみなさんには「意味のない教科などない」と伝えたいです。意味があるかないかは、自身の捉え方次第です。複数の教科で学ぶべきことを抽象化し、「教科が違っても考え方の本質は同じではないか」と気づくことこそが、自身の思考力を磨く近道になります。

……とはいえ、「何が定数で、何が変数か」を自分一人で見極めるのは決して簡単ではありません。だからこそ、私たち講師がいます。「今の自分に動かせる変数はどこにあるだろう?」と迷ったときは、いつでも相談してください。

 

 

思考力を磨き、自分自身の成長に向けて変えていくべき「変数」を正しく見極められるようになっていってほしい――そう願いながら、生徒たちと全力で向き合っていきます。

お問合せ・ご相談はこちら

お気軽にお問合せ・ご相談ください

0120-37-4959

048-424-2595
受付時間
15:00~21:30
定休日
日曜・月曜